すりばちの袴の物語

すり鉢の袴の物語

二十代半ばより玄米食を始めて五十年近くになりますが、

その間ご飯と一緒に常に欠かせなかったのは、味噌汁に胡麻塩でした。

一生懸命ごま塩づくりに励んでいたあるとき、すり鉢がぐらついて中に入っていた胡麻がこぼれそうになったことがありました。

すり鉢を動かないように固定する、「すり鉢の袴」はそんな経験を幾度か経ながらもつい最近、世に出ることになりました。

今では台所になくてはならないものの一つとして身近なところにデンと座って存在感を示して居ります。