ほんものやの黒いり玄米茶

有機栽培でつくられた良質な玄米を使用

黒いり玄米茶の原料は、白神山地周辺である秋田県北部で化学肥料・農薬を使用せずに育てられた玄米を使用しております。
現在秋田県産米に対する放射性物質は検出されておらず、安全性が確認されています。
秋田県公式サイト「県産農産物等の放射性物質調査について」


ノンカフェインで健康志向の飲み物

ほんものやの黒いり玄米茶は一般の玄米茶ではなく茶葉が入っていませんので、渋味が生じるタンニンとカフェインが含まれていません。そのため刺激性がなく就寝前の飲み物として向いていますし、冷えが気になるという方にもお勧めの飲み物です。夜は黒いり玄米茶を飲んで身体を温めてリラックスされてはいかがでしょうか。
無添加で胃にもやさしく、お子様も安心してお召し上がりになれる、普段の健康維持にうってつけの飲み物です。


いろいろなお召し上がり方ができます

黒いり玄米を濃く煮出せば香ばしく、コーヒーのような苦みのあるお茶になり、あっさりと煮出せば色も香りも紅茶にもなぞらえられる上品な雰囲気のあるお茶になります。

夏場には、水出ししたり煮出したお茶を冷やせばスッキリとした飲み口が味わえます。シンプルながらも奥深く、不思議と飽きがきません。

クッキーなどの甘い物とも相性が良く、後味の残った口の中をほのかな苦味がさっぱりとさせてくれます。


黒いり玄米茶のルーツ

全ての事象を陰陽に分類する東洋医学を元にした食養法”マクロビオティック”において、陽性の食べ物はからだを温め、陰性の食べ物はからだを冷やすと言われています。玄米はもともとからだを温める食材とも言われていますが中庸(陰陽の中間)に属しており、これを長時間焙煎することで陽性になります。

現代では砂糖や添加物、化学物質や薬などを日常的に摂取することにより体の活性が下がった陰性体質になっている人が多く見受けられます。 東洋医学では、むくみ、冷え性、貧血、アレルギーは陰性体質の人の代表的な症状として分類されています。 陰陽のバランスを整え中庸を保つことが健康維持においては東洋医学の基本の考えですので、陰性体質の方にとっては体質改善として陽性の飲み物である黒いり玄米茶は有用だと存じます。

江戸時代には、動植物を黒く炭化したもの(これを黒焼きといいましたが)を体に取り入れる民間療法が一般に普及していました。漢方の中では玄米を黒焼きにしたものは古来より「玄神」と呼ばれ用いられてきました。
玄米には有害物質を排出するフィチン酸も多く含まれていますので、黒焼きによる陽性化も助けとなって民間療法に用いられてきたのでしょう。

ほんものやの黒いり玄米茶はその伝統を今に活かしてつくられています。

黒く煎られた玄米を煮出した黒いり玄米茶を飲めば、からだがほっと暖まります。


黒いり玄米茶の製造

黒いり玄米茶は通常10時間ほどかけて、ほんものや独自の釜で玄米をじっくりと煎ることによって出来上がります。 仕上がり近くになると、手作業で火の強さを調節して玄米が煎りすぎにならないように気をつけています。気温や湿度などに出来が左右されますので、その都度調整しながら製造しています。



命の糧ほんものやの軌跡

創業者である父・島村春徳は青年時代、一般の企業を退社してから寺で修行するなど転々としていましたが、 とある小さな健康食品店へ足を踏み入れたことがきっかけでマクロビオティックという思想に出会います。

桜沢如一の著書を読んでいるうちにマクロビオティックに傾倒した父は、関係会社の中核として精力的に働いておりました。前々から人の役に立つ道を模索していたということもありまして、ある時「身を処する時ぞ」という心の声に従い、命の糧ほんものやを創業するに至りました。

一人で試行錯誤の日々を送った結果、第一歩として「炒りアーモンド」の製造を開始。好評を得ることとなりましたが、知人より「玄神・黒いり玄米の製造をしては?」とのお声をいただき、昭和六十一年(1986年)より黒いり玄米茶の製造を始めました。それからこれまで30年以上黒いり玄米茶の製造一筋で続けて参りました。

2016年には代替わりを致しました。父の志を受け継いで今に至ります。


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